Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       sysfs - ファイルシステム (file system) の情報を取得する

書式

       int sysfs(int option, const char *fsname);

       int sysfs(int option, unsigned int fs_index, char *buf);

       int sysfs(int option);

説明

       Note: if you are looking for information about the sysfs filesystem that is normally mounted at /sys, see
       sysfs(5).

       (廃止予定の) sysfs() システムコールは、現在カーネル (kernel) に存在しているファイルシステムの型 (type) 情
       報を返す。 それぞれの sysfs()  コールの形式と返される情報は option に依存しており、それは:

       1  ファイルシステム識別文字列 (identifier string)  fsname をファイルシステムの型インデックス (type index)
          に翻訳する。

       2  ファイルシステムの型インデックス  fs_index をヌル終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。 この
          文字列は buf で指定されたバッファーへ書き込まれる。 buf に文字列を入れるだけの十分な容量があることを確
          かめること。

       3  現在カーネルに存在するファイルシステム型の数の合計を返す。

       ファイルシステムの型インデックスの数はゼロから始まる。

返り値

       成功した場合 sysfs()  は、 オプション 1 では ファイルシステムのインデックスを返す。 オプション 2 ではゼロ
       を返す。  オプション  3  は現在設定されているファイルシステムの数を返す。  エラーの場合は、-1  が返され、
       errno が適切に設定される。

エラー

       EFAULT fsname  buf のどちらかがアクセス可能なアドレス空間の外にある。

       EINVAL fsname  が正しいファイルシステムの型識別子ではない;  fs_index  が範囲の外にある; option が正しくな
              い。

準拠

       SVr4.

注意

       この System-V 由来のシステムコールは廃止予定 (obsolete) であり、 使用しないこと。 /proc  が利用できるシス
       テムでは、同じ情報が /proc 経由で取得でき、このインターフェースを使用すること。

バグ

       libc または glibc のサポートは存在しない。 buf の大きさがどれだけ必要かを推測する方法がない。

関連項目

       proc(5), sysfs(5)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

Linux                                              2020-06-09                                           SYSFS(2)