Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       printf - データを整形して表示する

書式

       printf FORMAT [ARGUMENT]...
       printf OPTION

説明

       ARGUMENT を FORMAT に従って表示するか OPTION に従って実行します:

       --help 使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       FORMAT によって C 言語の printf のように出力形式を制御します。 認識される文字列は次の通りです:

       \"     ダブルクォーテーション

       \\     バックスラッシュ

       \a     警告 (BEL)

       \b     バックスペース

       \c     以降を出力しない

       \e     エスケープ

       \f     フォームフィード

       \n     改行

       \r     キャリッジリターン

       \t     水平タブ

       \v     垂直タブ

       \NNN   8 進数で表現したバイト NNN (数字 1 から 3 文字)

       \xHH   16 進数で表現したバイト HH (英数字 1, 2 文字)

       \uHHHH 16 進数で表現した Unicode (ISO/IEC 10646) スカラー値  HHHH (4文字)

       \UHHHHHHHH
              16 進数で表現した Unicode スカラー値 HHHHHHHH (8 文字)

       %%     単一の % 文字

       %b     ARGUMENT  は '\' エスケープが解釈される文字列です。 ただし 8 進数は例外で \0 または \0NNN の書式に
              なります。

       %q     ARGUMENT はシェルの入力として再利用できる形式で出力されます。 印字不可の文字は POSIX $''  記法でエ
              スケープされます。

       上記に加え、  diouxXfeEgGcs のいずれかで終わる C 書式指定全ても 認識されます (ARGUMENT は最初に適切な型に
       変換されます)。 可変幅も使用できます。

       注意: 使用しているシェルによっては組み込みコマンドとして printf を持っている 場合があり、通常はここで説明
       しているバージョンより優先的に使用されます。   シェルの文書を参照してオプションなどの詳細を確認してくださ
       い。

       GNU    coreutils    のオンラインヘルプ:    <https://www.gnu.org/software/coreutils/>   翻訳に関するバグは
       <https://translationproject.org/team/ja.html>               に連絡してください。               詳細な文書
       <https://www.gnu.org/software/coreutils/printf> (ローカルでは info '(coreutils) printf invocation' で参照
       可能)。

作者

       作者 David MacKenzie。

著作権

       Copyright  ©  2020  Free  Software  Foundation,  Inc.   ライセンス  GPLv3+:  GNU  GPL  version 3 or later
       <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
       This is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO WARRANTY, to  the  extent
       permitted by law.

関連項目

       printf(3)

       printf  の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および printf のプログラ
       ムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info printf

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。

GNU coreutils                                       2021年5月                                          PRINTF(1)