Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all 

名前
kill - プロセスにシグナルを送る
書式
kill pid ... リストされた全てのプロセスに SIGTERM を送る kill -signal pid ... リストされた全てのプロセスにシグナルを送る kill -s signal pid ... リストされた全てのプロセスにシグナルを送る kill -l 全てのシグナルの名前をリストする kill -L 全てのシグナルの名前を見栄えの良い表形式で リストする kill -l signal シグナルの番号と名前を変換する kill -V,--version プログラムのパージョンを表示する
説明
kill のデフォルトのシグナルは TERM である。 -l や -L を用いると、指定できるシグナルをリストできる。 特に 便利なシグナルには HUP, INT, KILL, STOP, CONT, 0 などがある。 デフォルト以外のシグナルの指定方法は 3 つあ る。 -9 -SIGKILL -KILL。 負の PID の値はプロセスグループ全体を選択するのに使われる。 ps コマンドの出力の PGID カラムを参照すること。 -1 という PID は特別である。 これは kill プロセス自身と init 以外の全てのプロ セスを表す。
シグナル
以下に kill で使えるシグナルのリストを示す。 わかるものについては、定数・番号とデフォルトの動作も示す。 名前 番号 アクション 説明 Linux November 21, 1999 KILL(1) ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── () () --
注意
あなたの使っているシェル (コマンドラインインタープリター) には組み込みの kill コマンドがあるかもしれな い。 この場合、ここで説明した kill を実行するには、 /bin/kill のように指定する必要があるかもしれない。
例
kill -9 -1 kill 可能な全てのプロセスを kill する。 kill -l 11 数値 11 をシグナル名に変換する。 kill -L 使用可能なシグナルを見栄えの良い表形式でリストする。 kill 123 543 2341 3453 デフォルトのシグナル SIGTERM をこれら全てのプロセスに送る。
関連項目
pkill(1), skill(1), kill(2), renice(1), nice(1), signal(7), killall(1)
標準
このコマンドは適切な標準に準拠している。 -L フラグは Linux 固有のものである。
著者
Albert Cahalan <acahalan@cs.uml.edu> が 1999 年に 標準に合致していない bsdutils のものを置き換えるために kill を書いた。 util-linux の kill も正しく動作するだろう。 バグ報告は <procps-feedback@lists.sf.net> まで送って欲しい。 ()