Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all 

名前
creal, crealf, creall - 複素数の実部を取得する
書式
#include <complex.h>
double creal(double complex z);
float crealf(float complex z);
long double creall(long double complex z);
-lm でリンクする。
説明
これらの関数は複素数 z の実部を返す。
次の関係が成立する:
z = creal(z) + I * cimag(z)
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
┌─────────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
│ インターフェース │ 属性 │ 値 │
├─────────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
│ creal(), crealf(), creall() │ Thread safety │ MT-Safe │
└─────────────────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.
注意
gcc では __real__ を使うこともできるが、 これは GNU による拡張である。
関連項目
cabs(3), cimag(3), complex(7)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告
に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2015-04-19 CREAL(3)